中村真里子FP事務所・縁(よすが)のホームページへようこそ。
「IRセミナーへ」は私が実際参加したIRセミナーの記録です。
あくまで個人的な感想を綴っておりますが、
何か少しでも参考にしていただけることがあれば幸いです。
今回のIRセミナーは4社でした。
4社とも医薬品の会社です。
1社目はH社です。
心不全は年間死亡者数が多い巨大疾患でありながら、根治治療が限られている
そうです。
心不全の根治には不足した心筋細胞を補うことが必要で心筋補填療法(再生心室筋を
心臓壁に直接移植する)という画期的な治療法を開発しています。
世界第2位のN社と日本バイオベンチャー史上最大規模の提携を実現したとの
ことです。
2社目はF社です。
こちらの会社は皮膚潰瘍や花粉症などの薬に取り組んでいます。
こちらの会社が面白いと思ったのは「患者に求められている薬とは?」を
考えていることです。
長期持続型の薬、つまり毎日服用しないで済む治療薬があったら‥。
例えば花粉症などの薬でも毎日服用するのではなく、シーズン前に1度投与
することでシーズンを通して症状を緩和できるというものです。
親の介護をしていて思ったのですが、服薬管理というのは結構大変です。
特に認知症の場合、毎日きちんと薬を飲むことはかなりしんどい。
ヘルパーさんにお願いはしていましたが、こういう数ヶ月に1回の服用で
済む薬が一般的になれば負担はかなり減るのではないかと思いました。
3社目はN社です。
こちらはバイオベンチャーからバイオファーマー(自社で販売)へと
なりましたとのことでした。
神経疾患、免疫疾患、代謝性疾患などをフォーカスしています。
こちらのN社はプライムに上場していて時価総額も800億円弱あるとのこと
(登壇者の方はまだ800億円ですと言われていましたが)。
ただ、今回の資料かなり作り込みされていましたが、
私的にはちょっと見にくいなと思いました(あくまで個人の意見です)。
4社目はR社です。
こちらは胃食道逆流症の薬を開発しています。
特徴的なのはペット用の薬の開発。
ペット用医薬品業界の特性としては
薬価改定や後発品の影響が小さいこと(自由診療だから)。
飼い主の評価が高い製品は売り上げが安定する傾向にあることなどが
挙げられます。
ペットは家族。
ペットの薬というのは目の付け所が面白いなと思いました。
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